特集 小児気管支喘息ガイドライン(JPGL)の再評価と展望
序 ~JPGLの多角的評価とその未来~
荒川浩一
1
Hirokazu Arakawa
1
1群馬大学大学院医学系研究科小児科学分野教授
pp.1039-1041
発行日 2015年7月15日
Published Date 2015/7/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201508009
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小児気管支喘息の適切な治療・管理は重要な課題である。これまで,種々の疾患の診断や治療にガイドラインが作成されてきた。小児喘息においてもJPGL2000が発刊され,その後の改訂版の普及により喘息死や急性発作入院が激減し,ガイドラインの有用性が証明された実例とも言われている。本特集では,これまでJPGLが果たしてきた役割を再認識すると伴に,多方面から多角的な再評価や展望をいただき,今後のJPGL2017改訂に向けた一助になることを期待している。また,Mindsに準拠した作成についても言及する。