連載 アレルギー検査法(23)
I 検査の実際 in vivo 4.皮膚の特殊検査 〈3〉 誘発テスト b.接触皮膚炎の使用試験
鈴木加余子
1
Kayoko Suzuki
1
1刈谷豊田総合病院皮膚科部長
pp.440-443
発行日 2015年2月15日
Published Date 2015/2/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201503086
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パッチテストは接触皮膚炎の原因を確定する有用な検査方法であるが,パッチテストが陰性であった場合には,繰り返し塗布試験(repeated open application test:ROAT)が有用である。ROATの標準的方法は,肘窩付近に試料を塗布するが,供覧した症例のように塗布する部位によって反応が異なる場合があり,肘窩でのROATが陰性の場合には原因製品を使用した部位でのROATを試みる必要がある。