アレルギー検査法(21)
I.検査の実際 in vivo 4.皮膚の特殊検査 〈2〉 光線試験(最少紅斑量測定法ならびに光線過敏に対する検査)
森田明理
1
Akimichi Morita
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科加齢環境皮膚科学教授
pp.154-158
発行日 2014年12月15日
Published Date 2014/12/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201501154
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視診と問診を行い光線過敏症が疑われた場合,光線テストを行うことによって,光線過敏の存在の証拠と波長を決めることができる。UVA・UVBの光源を用いて最少紅斑(反応)量の測定を行う。日光蕁麻疹の診断には,可視光線(スライドプロジェクター)を用い,即時型反応としての膨疹の形成がされるかどうか判断する。また,光パッチテストは,光アレルギー性接触皮膚炎の診断や原因物質を見つけ出すのに有用である。