特集 アレルギー疾患治療の有効性評価
II.小児科 2.生理学的機能からの評価
山口公一
1
Koichi Yamaguchi
1
1同愛記念病院小児科部長
pp.242-249
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201502046
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小児における生理学的機能評価検査は限られており,特に乳幼児における確立された評価法はほとんどない。スパイログラムやフローボリューム曲線を用いて可逆試験や気道過敏性試験が行われ,低年齢児にはインパルス・オシロメトリーの応用が期待されているが,小児における基準値が未定であることや健常児とのオーバーラップも認められるため,より簡便で鋭敏な検査法の登場が望まれている。