特集 アレルギー疾患治療の有効性評価
II.小児科 1.QOLからの評価
松井永子
1
Eiko Matsui
1
1岐阜大学大学院医学系研究科小児病態学臨床准教授
pp.234-240
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201502038
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気管支喘息,アレルギー性鼻炎,アトピー性皮膚炎などの慢性のアレルギー疾患は,日常生活における身体的,精神的,社会的活動に多大な影響を与える。患者が高い生活の質(QOL)を維持するためには,QOLを十分に評価し,患者の総合的な生活状況を把握する必要がある。特に小児では両親など家族の負担が大きいため,家族のQOLの評価も必要となるなど複雑な面がある。