特集 アレルギー疾患治療の有効性評価
II.小児科 3.バイオマーカーからの評価
西田豊
1
,
滝沢琢己
2
Yutaka Nishida
1
,
Takumi Takizawa
2
1群馬大学大学院医学系研究科小児科学分野
2群馬大学大学院医学系研究科小児科学分野 准教授
pp.250-257
発行日 2015年1月15日
Published Date 2015/1/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201502054
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アレルギー疾患の病態把握,よりよい長期管理のためには,疾患の病態を反映したバイオマーカーの存在が必須である。小児のバイオマーカーは,採取にあたりより侵襲が少なく,簡便な手技で可能であるなどの条件が重要となる。また,正常値も年齢によって異なり,適用できる条件も成人と違うなどその解釈には注意が必要な場合が多い。現在小児で用いられている,また今後用いられる可能性のあるバイオマーカーを紹介するとともに,それぞれの臨床利用について解説する。