特集 アレルギー疾患ガイドライン改訂について
I.成人気管支喘息
大田健
1
Ken Ohta
1
1国立病院機構東京病院 院長
pp.400-408
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.20837/3201403016
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1.成人喘息は治癒しないことを前提に,喘息のコントロール良好の維持を目標とする。 2.長期管理薬では,吸入ステロイド薬(ICS)の使用が全治療ステップで推奨される。 3.無治療で受診している患者では,長期管理では重症度,発作治療では発作強度を判定し,該当する治療ステップを選択する。 4.治療中の患者では,コントロール良好かどうかを判定して治療を調整する。 5.難治性喘息では,治療アドヒアランス,修飾因子,鑑別診断などを再チェックする。 6.高齢者喘息では慢性閉塞性肺疾患(COPD)とのオーバーラップ症候群に注意する。