連載 カラーグラフィック
感染症診断と病理
3.「酵素抗原法」で病原体に対する抗体産生を可視化する
堤 寬
1
Tsutsumi Yutaka
1
1はるひ呼吸器病院病理診断科 病理部長
pp.4-18
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201709004
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「酵素抗原法enzyme-labeled antigen method」は,ビオチンで標識した抗原を組織切片に反応させることによって,組織切片上に特異抗体産生細胞を可視化する組織化学的技法である。標識抗体を用いる免疫染色(酵素抗体法)の裏返しの方法論である。