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ボツリヌス菌の産生するADPリボシル化酵素
西木 禎一
1
,
阪口 玄二
1
1大阪府立大学農学部獣医公衆衛生学教室
キーワード:
ボツリヌス毒素
,
C2毒素
,
C3酵素
Keyword:
ボツリヌス毒素
,
C2毒素
,
C3酵素
pp.1658-1659
発行日 1990年11月15日
Published Date 1990/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900407
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ボツリヌス菌は強力な神経毒素(ボツリヌス毒素)を産生する1).ボツリヌス毒素は生体内でコリン作動性神経終末に作用し,アセチルコリンの遊離を阻害する.その機序は不明である.ボツリヌス菌は産生する毒素の抗原性によりAからG型に分類されている.このうちC,D型菌はボツリヌスC1,D毒素のほかに,2種のモノADPリボシル化酵素を産生する.これらの酵素はNADのADPリボース部分を蛋白などのアクセプター分子に共有結合させる.
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