検査じょうほう室 病理:病理標本に見られる不思議な現象
酵素抗体法での陽性所見と物質の産生
広井 禎之
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1防衛医科大学校病理学第1講座
pp.1366-1367
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905640
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はじめに
肝臓癌の肝病理組織標本でα-フェトプロテイン(α-fetoprotein;AFP)の酵素抗体法(光学顕微鏡レベル)を行い,癌細胞の細胞質に陽性を認めました.癌細胞がAFPを産生していたといいきれるでしょうか?
答えはノーです.
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