今月の主題 組織検査の進歩
技術解説
酵素抗体法・2 免疫電顕法としての酵素抗体法
小松 遵至
1
,
渡辺 慶一
2
1東海大学共利研細胞生物
2東海大学・第3病理
pp.553-561
発行日 1979年6月15日
Published Date 1979/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915113
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酵素抗体法をはじめ免疫組織化学は,組織,細胞の構造と機能を相互の密接な関連下に追求できる技法として医学,生物学研究の領域のみならず,臨床医学の面でもその有用性は広く認められていることは「酵素抗体法・1」でも述べられたとおりである.最近では,細胞の代謝機能の検索は細胞内小器官レベル(Subcellular level)にまで細別されて行われるようになり,免疫組織化学にも電顕,超微形態レベルでの抗原局在観察,すなわち免疫電顕法による観察の要求が高まってきている.
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