Japanese
English
発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201701089
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デングウイルス感染により引き起こされるデング熱・デング出血熱は熱帯・亜熱帯地域を中心として流行しているウイルス感染症である。近年の世界規模での気候温暖化,都市における人口集中などの社会状況の変化,さらには高速大量輸送手段の発達などにより,その流行域は拡大を続けている。現在,抗デングウイルス薬およびワクチンは臨床において実用化されていない。近年,デングウイルス感染・病態発現の分子機構についての知見が集積されてきており,ウイルスタンパク質機能および感染にかかわる宿主因子等を標的とする薬剤の開発が進展している。