Japanese
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発行日 2016年12月25日
Published Date 2016/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201701039
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近年,新型インフルエンザウイルスの出現が危惧され,その対策特別措置法でも新型インフルエンザ等対策の実施に必要な医薬品の備蓄,整備だけでなく,それらの点検が定められている。また,次々と有効な抗インフルエンザウイルス薬が開発され,その用法や用途も大きく様変わりし,現在,5種類(アマンタジン塩酸塩,ザナミビル水和物,オセルタミビルリン酸塩,ペラミビル水和物,ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)の抗インフルエンザウイルス薬が臨床で使用されている。本稿では,現在臨床で使用されている抗インフルエンザウイルス薬について解説し,それらの臨床使用における違いを概説するとともに,新たな分子を標的とする新規インフルエンザウイルス薬についても述べる。