特集 感染症外来診療「賢医の選択」—検査・経口薬・ワクチンをどう使えばいいんですか?
【感染症に対する経口薬のChoosing Wisely—適正使用のコツ】
抗インフルエンザ薬
成田 雅
1
1沖縄県立中部病院感染症内科
キーワード:
ノイラミニダーゼ阻害薬
,
オセルタミビル
,
ザナミビル
,
ラニナミビル
,
ペラミビル
Keyword:
ノイラミニダーゼ阻害薬
,
オセルタミビル
,
ザナミビル
,
ラニナミビル
,
ペラミビル
pp.494-498
発行日 2018年4月15日
Published Date 2018/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429201451
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Pitfall Case
患者:34週の妊婦。
現病歴:同居の長男(5歳)がインフルエンザA型に罹患。その2日目に患者は全身倦怠感と40℃の発熱を訴えて、救急室を受診した。全身状態が良好であり、ラニナミビル(イナビル®)1回投与を行った。吸入後は問題なかったが、帰宅後に喘鳴が出現し、呼吸困難感が増悪。腹部の張りを訴えたため、再び救急室を受診、産科医がコールされた。診療録を見直すと、喘息の既往があった。
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