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特集 臨床で注意すべき感染症治療薬の相互作用とメカニズム
I 感染症治療薬(抗菌薬・抗真菌薬)をめぐる相互作用 3.抗菌活性から見た感染症治療薬の相互作用
Interaction of anti-infective agents involved in antimicrobial activity
福森史郎
1
,
辻泰弘
2
Fukumori Shiro
1
,
Tsuji Yasuhiro
2
1富山大学大学院医学薬学研究部(薬学)保険薬局学研究室 特命助教
2富山大学大学院医学薬学研究部(薬学)医療薬学研究室 准教授
キーワード:
抗菌活性
,
MIC
,
相乗効果
Keyword:
抗菌活性
,
MIC
,
相乗効果
pp.40-46
発行日 2015年9月25日
Published Date 2015/9/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201510040
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重症感染症や原因菌不明の場合,複数の抗菌薬を併用する。抗菌薬の併用を行う理由として,抗菌スペクトルの拡大,耐性菌出現の防止および副作用軽減などがある。加えて,抗菌活性が関与する感染症治療薬の併用効果は,相乗効果,相加効果・不関,拮抗作用に分類され,臨床上,抗菌薬の相乗効果が期待されている。抗菌活性が関与する感染症治療薬の相互作用について,相互作用の機序と代表的な感染症治療薬の組み合わせを取り上げながら概説する。