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特集 岐路に立つ臨床研究 -新たな品質管理基準の動向-
4.東大病院における臨床研究者育成生涯教育研修の現状とそのカリキュラム構築 -「系統的臨床研究者・専門家の生涯教育」カリキュラム-
A current summary of curriculum development for clinical researchers at the University of Tokyo Hospital
岸暁子
1
,
上村夕香理
2
Kishi Akiko
1
,
Uemura Yukari
2
1東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター/東京大学医療イノベーションイニシアティブ 特任助教
2東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター 助教
キーワード:
臨床研究者
,
教育
,
人材育成
,
複合学習管理システム
Keyword:
臨床研究者
,
教育
,
人材育成
,
複合学習管理システム
pp.49-59
発行日 2015年7月25日
Published Date 2015/7/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201508049
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倫理指針改訂や法制化にともない臨床研究に携わる人材育成が急務である。東京大学臨床研究支援センターでは,全国国立大学附属病院臨床研究推進会議とシラバス・学習目標の設定,大学病院臨床試験アライアンスと学習カリキュラムの実践について調査を行った。国内の現状調査では,各大学および東大内でも臨床研究教育関連授業はあるが,一定の学習目標などを設定しての教育研修の質の担保や社会人向けの生涯教育は少なかった。グローバルスタンダードの臨床研究者教育を目指し,欧米の臨床研究者教育プログラムのシラバス・学習目標等を用いて日本国内向けに整備を行った。また今後,他大学と共有できる臨床研究者教育を目指し,ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)教育や対面学習等の両方を管理できる複合学習管理システムを用いて「系統的臨床研究者・専門家育成の生涯教育・研修カリキュラム」の構築を行った。