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特集 インフルエンザの最新知見 ~鳥,パンデミックと季節性インフルエンザ対策をどうするか~
4.インフルエンザウイルスの病原性発現の分子基盤
Pathogenesis of influenza viruses
渡辺登喜子
1
Watanabe Tokiko
1
1東京大学医科学研究所 感染・免疫部門ウイルス感染分野 特任准教授
キーワード:
H5N1鳥インフルエンザウイルス
,
病原性
,
宿主応答
Keyword:
H5N1鳥インフルエンザウイルス
,
病原性
,
宿主応答
pp.49-56
発行日 2014年11月25日
Published Date 2014/11/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201412049
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インフルエンザウイルスは,毎年冬に流行する季節性インフルエンザや,数十年に一度世界的に大流行するパンデミックインフルエンザを引き起こし,社会的に大きな被害をもたらす。さらに近年,H5N1亜型やH7N9亜型の鳥インフルエンザウイルスのヒトへの感染の報告数が増加しており,公衆衛生上,深刻な問題となっている。したがって,インフルエンザウイルスがどのようにヒトに感染して発症するのか,そのメカニズムを解明することは最重要課題である。