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特集 災害における感染症とその予防対策
10.大災害時に検査資材や衛生材料等をどのように生産・流通・確保するか
How do we manufacture, distribute and secure about the inspection materials and sanitary materials at the time of a catastrophic disaster ?
小林郁夫
1
,
鈴木千尋
2
Kobayashi Ikuo
1
,
Suzuki Chihiro
2
1日本ベクトン・ディッキンソン株式会社ダイアグノスティックシステム事業部
2日本ベクトン・ディッキンソン株式会社福島工場 工場長
キーワード:
東日本大震災
,
BCP(事業継続計画)
,
第二出荷拠点
Keyword:
東日本大震災
,
BCP(事業継続計画)
,
第二出荷拠点
pp.96-101
発行日 2013年2月25日
Published Date 2013/2/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201303096
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東日本大震災は東北地方に甚大な被害を与えただけではなく,全国に大きな影響を及ぼし,いまだに復旧の途上にある。日本ベクトン・ディッキンソン株式会社は福島県に生産と物流の拠点として福島工場を有しているが,被災地域内に立地していることから,さまざまな障害に直面することとなった。大震災を引き起こした巨大地震の発生直後から福島工場と東京本社が一丸となり,米国本社や各国の製造拠点,国内の関係各所の協力をいただきながら復旧を果たしてきた。大震災からの復旧の途上で学んだ教訓を事業継続計画に反映させ,製品供給システムの強化と安定化を図るため,西日本に第二の配送拠点を立ち上げるに至った。