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特集 細菌の病原遺伝子の発現調節機構
4.病原大腸菌のゲノム進化と二成分制御系
The genome diversity of diarrheagenic Escherichia coli and the role of two-component systems in regulation of acquired virulence genes
大西真
1
,
三戸部治郎
2
Ohnishi Makoto
1
,
Mitobe Jiro
2
1国立感染症研究所細菌第一部 部長
2国立感染症研究所細菌第一部 主任研究官
キーワード:
病原大腸菌
,
赤痢菌
,
二成分制御系
Keyword:
病原大腸菌
,
赤痢菌
,
二成分制御系
pp.53-61
発行日 2012年12月25日
Published Date 2012/12/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201301053
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大腸菌はヒトを含む多様な動物の腸管に生息するとともに,広く環境中に生存する。病原性大腸菌は,下痢の原因となる大腸菌と,腸管以外において病原性を発揮する大腸菌とに大別される。本稿では下痢の原因となる大腸菌(下痢原性大腸菌)に焦点を当てて,二成分制御系と病原因子の発現制御との関連について紹介する。