第Ⅰ部 これからの医療のゆくえ
2.医薬品・医療機器開発・承認のゆくえ
佐藤淳子
1
1独立行政法人医薬品医療機器総合機構・国際部長
pp.210-213
発行日 2019年1月31日
Published Date 2019/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201913210
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科学の進歩に伴い,再生医療製品のような新たなカテゴリーの治療方法が登場したり,従前は進行を遅らせることしかできなかった疾患が治癒可能となる等,近年,医薬品・医療機器開発を取り巻く環境変化は目覚ましい。新たな科学技術を適切に評価し,患者の診断・治療ツールへと繋げていくためには,国内および国外の連携はともに必須である。各Stakeholderが新規医療製品を創出する協働者として,互いに何をなすべきかについて考え,前例にとらわれることなく,限られたリソースを最大限に活用して,患者ニーズに応えていくことが重要である。