連載 クリニカル・パスと薬剤師(77)
病棟常駐薬剤師主導による白内障手術クリニカルパス使用薬剤の変更
黒澤雅資
1
,
松谷直樹
2
,
根岸美由紀
3
,
麻生一郎
4
,
伊藤博
5
1深谷赤十字病院薬剤部
2深谷赤十字病院薬剤部 服薬指導係長
3深谷赤十字病院薬剤部 病棟業務課長
4深谷赤十字病院薬剤部 薬剤部長
5深谷赤十字病院 院長
pp.1264-1270
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.20837/12018051264
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深谷赤十字病院における従来の白内障手術パスでの薬剤処方は,点眼薬4剤および抗菌薬と非ステロイド系消炎剤(NSAIDs)を含む内服薬4剤からなっていた。しかし,処方薬と持参薬が重複する場合や腎機能低下患者の処方に対し,処方を変更する例が多くあった。今回,病棟常駐薬剤師の提案によりパス処方内容の見直しを行ったところ,患者への不利益を認めず3剤の薬剤を削減できたので,その内容について報告する。