連載 リスクマネジメント~院内での薬剤師の活動~(96)
手術部サテライトファーマシーにおける薬剤師常駐によるリスクマネジメント
金城奈美
1
,
大音三枝子
1
,
山崎和夫
3
,
橋田亨
2
1神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部
2神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部・院長補佐/薬剤部長
3神戸市立医療センター中央市民病院薬剤部・副院長/麻酔科・部長
pp.759-764
発行日 2015年2月1日
Published Date 2015/2/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201502759
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手術室では麻薬,毒薬,向精神薬など,法的に厳重な管理を必要とする医薬品が数多くあり,その適正使用と安全管理の上で手術部への薬剤師常駐の要望は強い。2011年7月の新病院移転に伴い,神戸市立医療センター中央市民病院(以下,当院)では,手術部サテライトファーマシーが設置された。手術使用する医薬品の供給・管理体制も従来方式から変更し,常駐する薬剤師が積極的に関与している。電子カルテ導入に伴う手術麻薬のオーダ化,麻薬個人セット,全手術室へのリアルタイム薬品管理装置(LITERA ®)の導入,局所麻酔薬のセット化など,当院の手術部サテライトファーマシーにおけるリスクマネジメントに向けた取り組みについて紹介する。