病院管理フオーラム
[薬剤師の新たな業務]薬剤管理指導業務—(1)概略と基本業務
高橋 賢成
1
1北里大学病院薬剤部
pp.594-595
発行日 1996年6月1日
Published Date 1996/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901840
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はじめに
1994年4月の診療報酬改定において,入院調剤技術基本料は投薬の項から管理指導の項に移行され,点数も月400点から月600点(現在900点に変更)に引き上げられ,名称も「薬剤管理指導料」と改められた.これは,薬剤師の病棟業務に対する社会の期待と現実の薬剤師の能力,業務内容に対する本質の改善を含めた自助努力を期待するものであり,薬剤師の技術的評価に対するものである.薬剤師の病棟業務に対する医師,看護婦などの医療従事者および患者からの評価を真摯に受けとめ,薬剤師は物質指向から患者サービスの向上および医薬品適正の推進に向けて,さらなる質的向上を図る必要がある.
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