連載 クリニカル・パスと薬剤師(61)計画と実践のノウ・ハウ
地域包括ケア時代の薬剤師の役割を考える~“3つのクリティカルパス”を活用して~
荒木隆一
1
1市立敦賀病院薬剤部
pp.1117-1124
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201604137
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近年,医療を取り巻く環境は大きく変化し,科学技術の進歩に伴う医療の高度化・専門化が進んだ。現在市立敦賀病院では,院内完結型の疾患パス,地域連携パス,薬剤導入パスを“3つのパス”として活用し,それぞれについて,薬剤部として関与している。 新しい薬剤が出てくる限り,適正使用を目的とした薬剤導入パスはますます必要となってくると考える。治療の全体像が把握でき,地域との連携を行いやすい薬剤師は,パスの中心メンバーとして活躍できる可能性を秘めている。