連載 実務実習をより良くするために 17
大学間連携による新たな薬学教育の推進
岩川精吾
1
1神戸薬科大学薬剤学研究室・教授
pp.1111-1114
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201604131
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神戸薬科大学は,神戸大学と連携協定を結び,神戸大学医学部医学科および保健学科と連携した合同科目「初期体験臨床実習」,「IPW(interprofessional work)演習」を開講して,学部学生への多職種間協働教育を進めている。また,神戸大学・神戸薬科大学薬剤師レジデントプログラムを開始し,先進的な薬剤師業務を研修するとともに薬学部学生への実務実習指導の研修も行う,新たな卒後研修事業を構築した。さらに大阪大学を基幹大学とし,近畿地区7大学が連携する文部科学省がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン「地域・職種間連携を担うがん専門医療者養成」事業にも参画することで,大学間連携による新たな薬学教育を推進している。