薬剤師が知っておくべき臓器別画像解析の基礎知識 64
10.骨分野 7)多発性骨髄腫の画像診断
王谷英達
1
1大阪府立成人病センター整形外科
キーワード:
多発性骨髄腫,全身画像診断,PET-CT,MRI
Keyword:
多発性骨髄腫,全身画像診断,PET-CT,MRI
pp.985-990
発行日 2016年4月1日
Published Date 2016/4/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201604005
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
多発性骨髄腫は,形質細胞の腫瘍性増殖疾患である。診断に際しては,国際骨髄腫作業部会の診断基準が広く用いられている。骨病変の診断には単純X線が主に用いられてきたが,画像診断技術の進歩により,FDG-PET(18F-fluorodeoxyglucose-positron emission tomography)だけではなくCT(computed tomography)やMRI(magnetic resonance imaging)でも,一度に全身の評価可能な時代となった。診断基準の改定により,多発性骨髄腫の診断に際し高感度の全身画像診断は必須のものとなりつつある。