Japanese
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病気のはなし
多発性骨髄腫
清水 史郎
1
,
紺田 進
1
1金沢医科大学血液免疫内科
pp.10-15
発行日 1990年1月1日
Published Date 1990/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543900001
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サマリー
多発性骨髄腫は,Bリンパ球の最終分化段階である形質細胞が腫瘍性に増殖した疾患である.骨髄腫細胞増殖は一般に骨髄に限局し,単クローン性形質細胞増殖,血中または尿中への単クローン性免疫グロブリンの出現,骨破壊を主徴とする.免疫グロブリンのクラス,タイプに応じ,IgG型,IgA型,ベンス・ジョーンズ型,IgD型,IgE型があり,頻度はこの順に多い.IgM型骨髄腫の報告もある.貧血,腰背部痛,骨折,感染などを初発症状とし,感染症,高カルシウム血症,腎不全を主たる死因とする.アルキル化剤を中心とする化学療法により2〜4年の経過をたどる.最近ではインターフェロンによる治療が試みられているほか,骨髄腫細胞増殖とインターロイキン6の関係が注目を浴びている.

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