第 III 部 治療における最近の新薬の位置付け〈薬効別〉~新薬の広場~
抗てんかん薬
大澤真木子
1
1東京女子医科大学・名誉教授/日本てんかん学会・理事長
pp.530-540
発行日 2015年1月31日
Published Date 2015/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201513530
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近年,drug lagは徐々に解消されてきている。経口抗てんかん薬では,2014年に日本のみとしてトピラマートの細粒(トピナ® 細粒10%)が上市された。てんかん重積状態に対しては,2014年9月にミダゾラム静注薬(ミダフレッサ® 静注0.1%)が初めて適応承認された。本稿では2014年にてんかん重積に対する静注用ミダゾラム,抗てんかん薬のトピラマートの細粒に加えて,単剤使用の適応が認められたラモトリギン,同申請中のレベチラセタム,さらに近々日本でも承認が期待されるペランパネル,ラコサミドにつき概説した。