連載 リスクマネジメント~院内での薬剤師の活動~(101)
医薬品適正使用に向けた新たな取り組み~多施設共同での病院情報システム データ2次利用における可能性~
山口崇臣
1
,
井上敦介
2
,
別府博仁
3
,
中西彩子
4
1国立病院機構 姫路医療センター薬剤部
2国立病院機構 大阪南医療センター薬剤部
3国立病院機構 南和歌山医療センター薬剤部
4国立病院機構 奈良医療センター薬剤部
pp.2421-2426
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201510171
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国立病院機構近畿グループに属する医療機関に勤務する薬剤師においては,これまで薬剤・治験等の部門業務への病院情報システムデータの2次利用に取り組んできた。現在,医薬品による副作用予防や軽減方法の検出等を行う目的で,実験的に病院情報システムデータを多施設共同データベースへ利用する体制の整備を進めているところである。これは,医薬品適正使用につなげられる新たな取り組みであり,多様で大きな可能性を秘めていると考える。