特集 創刊50周年記念特集 医薬品開発における産官学連携の展望
2.各論 3)大阪大学の取り組み ~産官学の「ひとつ屋根の下」で 最先端医療技術の実用化を目指す~
髙島成二
1
1大阪大学大学院医学系研究科附属最先端医療イノベーションセンター長
pp.2345-2349
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201510095
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大阪大学大学院医学系研究科附属最先端医療イノベーションセンター(CoMIT:Center of Medical Innovation and Translational Research)は,革新的な新薬や医療技術の開発と実用化を推進する産学連携拠点として,2014年4月に設立された。CoMITは,産官学の「ひとつ屋根の下」でのオープンイノベーションの推進をコンセプトとし,基礎研究から実用化までをシームレスに繋げる拠点としての役割を担っている。本拠点では,大阪大学が世界的な成果を残している免疫学と再生医療の分野の研究開発を重点的に進め,次世代創薬・医療機器の開発を目指し,健康長寿社会の実現に寄与することを目標としている。