Japanese
English
第25回日本看護科学学会学術集会 シンポジウムⅠ
産官学連携研究と地域貢献
Collaborative Research among Industry, Government, Academia
中山 洋子
1
,
上泉 和子
2
1福島県立医科大学
2青森県立保健大学
pp.62-67
発行日 2006年3月20日
Published Date 2006/3/20
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
2003年に文部科学省から,「新時代の産学官連携の構築に向けて(審議のまとめ)」が提示された.この報告書では産官学連携の意義として,「産学官連携は大学等の教育・研究の活性化,社会の信頼を得つつ発展するための有意義な手段,社会貢献は大学にとって教育・研究に加えて『第三の使命』(産学官連携は社会貢献の一形態)」と,述べられている.大学に求められる第3の機能である「社会貢献」を具現化するために,多くの大学が産官学連携についてのさまざまな取り組みをしている.
本シンポジウムは,産官学連携を基盤に行われた諸研究の成果を紹介していただきながら,看護における産官学連携のあり方や課題として,研究成果の社会還元,産官学連携を推進する組織的整備,人材育成,知的財産管理体制,などを討議することを目的に計画した.また,看護がもっている「知」を生かした製品の開発や,新サービスの創設といった開発型の研究は,今後ますます期待されるところである.3つの研究開発テーマについて,産官学連携研究に携わった3組のペアにシンポジストとして報告をいただいた.
Copyright © 2006, Japan Academy of Nursing Science. All rights reserved.