第 I 部 新薬創出に向けた日本の戦略
4.バイオ後続品の今後の動向
川崎ナナ
1
,
石井明子
2
1国立医薬品食品衛生研究所・生物薬品部部長
2国立医薬品食品衛生研究所・生物薬品部第2室・室長
pp.258-263
発行日 2014年1月31日
Published Date 2014/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201413258
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日本ではソマトロピン,エポエチン アルファ,およびフィルグラスチムバイオ後続品(バイオシミラー)が上市され,さらに現在インフリキシマブ後続品が承認申請中である。バイオシミラー販売で先行する欧州では,ジェネリック医薬品市場で見られるほどの大きなインパクトはないが,バイオシミラー製品の販売実績はゆっくりと伸びている。日本におけるバイオ後続品の今後を考える時,欧州での取り組みや動向が参考になると思われる。