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第32回日本骨代謝学会学術集会 大会テーマ「骨代謝学の新たな展開~基礎と臨床の融合~」
pp.2122-2129
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.20837/12014092122
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第32回日本骨代謝学会学術集会が7月24~ 26日,大阪市内の大阪国際会議場で開催された。大会テーマは「骨代謝学の新たな展開~基礎と臨床の融合~」,大会長は島根大学医学部内科学講座内科学第一教授・杉本利嗣氏。近年,骨代謝学は,細胞生物学,分子生物学,生化学,医療工学といった幅広い分野の進歩に同調し,基礎研究の分野でめざましい発展を遂げている。また,臨床研究分野でも,進展した基礎研究の成果がいち早く取り入れられ,骨粗鬆症を始めとする骨代謝異常の病因・病態解明や治療法の開発に応用されている。日本骨代謝学会は,約2,000人の会員を擁し,骨代謝領域の最先端の情報を内外に発信し続けているが,特に年に一度の学術集会では,基礎と臨床の双方の研究者が一堂に会し,骨代謝学についての活発な討議を展開している。今回は,徳島大学藤井節郎記念医科学センター長・松本俊夫氏の特別講演のほか,シンポジウムとして「関節リウマチにおける骨脆弱性と骨粗鬆症」や「What’s new in vitamin D ?」が催され,骨代謝学に関する最新の知見が報告された。