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第39回日本肥満学会学術集会テーマ「肥満症学―新たなステージへ―」
pp.2364-2371
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.20837/12018112364
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第39回日本肥満学会が10月7~8日,神戸ポートピアホテル,神戸国際会議場で開催された。集会テーマは「肥満症学―新たなステージへ―」,会長は小川 渉氏(神戸大学大学院医学研究科内科学講座糖尿病・内分泌内科学部門教授)が務めた。本学会は2000年より「肥満症」を疾患単位として定義,提唱を行い,その重要性は広く認識されるところとなっている。
集会初日,門脇 孝氏(東京大学大学院医学系研究科糖尿病・生活習慣病予防講座)は理事長提言として,本学会が日本医学会連合に設置された「領域横断的な肥満症対策の推進に向けたワーキンググループ」と共同で,効率的・効果的な肥満症の克服に向けた「神戸宣言2018」を発出することを明らかにした。
本集会には肥満症治療に携わる医師・研究者だけでなく,保健師・栄養士・看護師・薬剤師といった多くの医療職が参加し,連携の促進と知識のアップデートのために活発な議論が展開された。