＜薬学教育6年制とこれからの展望＞ 薬剤師教育の目指すもの ～過去から未来へ～

　薬学教育６年制２期生がこの３月に世に輩出され，いよいよ６年制教育の社会での評価が下される時期となってきている。１期生は手探り状態，２期生はヨチヨチ歩き，３期生は片足立ち，４期生は独り立ち，と徐々にその真価が問われることになる。平成27年（2015年）度の入学生からは，より現場に即したとされる薬学教育モデル・コアカリキュラムおよび実務実習モデル・コアカリキュラムの下，薬学教育がさらに進化を遂げるべく，「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」において改訂作業が進んでいる。

　さて，薬学教育すなわち薬剤師教育は何を目指しているのであろうか。