特集 てんかんの新治療戦略と課題
7.臨床てんかん学における分子遺伝学の寄与
加藤光広
1
1山形大学医学部小児科学講座・講師
pp.1299-1303
発行日 2013年5月1日
Published Date 2013/5/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201305097
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1995年に特発性てんかんの原因遺伝子が同定されてから今日まで,遺伝子解析技術の進歩とともに数多くの原因遺伝子が報告され,てんかんの病態が分子レベルで解明されてきている。次世代シークエンサーの出現により遺伝情報を診療に活かす時代は目前に迫っており,てんかんについても遺伝に関する正確な知識の啓蒙が必要であり,分子病態に基づく新しい治療戦略の開発が求められる。