特集 Calcimimetics の新しい展開
5.エテルカルセチド塩酸塩
大矢 昌樹
1
,
重松 隆
1
1和歌山県立医科大学腎臓内科学
キーワード:
エテルカルセチド塩酸塩
,
Ca 受容体作動薬
,
二次性副甲状腺機能亢進症
,
カルシウム
,
リン
Keyword:
エテルカルセチド塩酸塩
,
Ca 受容体作動薬
,
二次性副甲状腺機能亢進症
,
カルシウム
,
リン
pp.281-287
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000156
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エテルカルセチド塩酸塩は副甲状腺機能亢進症に対する国内2 番目のcalcimimetics であり,注射剤として世界初のcalcimimetics である.静注製剤のため,患者の服薬負担がなく投与することができる.エテルカルセチドはCa 受容体に対するアロステリック作用による強力なPTH 抑制を有する.血清Ca ・血清P 低下作用を有し,血清intact-FGF23 濃度の低下も認められた.静注製剤の特徴を活かし,より確実にPTH 低下効果をもたらす薬剤として期待される.
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