特集 骨粗鬆症リエゾンサービスの現状と未来
6.骨粗鬆症リエゾンサービスにおけるリスク評価とOLS-7
鶴上 浩
1
1鶴上整形外科リウマチ科
キーワード:
骨折リスク
,
骨粗鬆症リスク
,
転倒スコア
,
治療継続率
,
循環型連携システム
Keyword:
骨折リスク
,
骨粗鬆症リスク
,
転倒スコア
,
治療継続率
,
循環型連携システム
pp.131-138
発行日 2018年4月1日
Published Date 2018/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000117
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骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)活動を実践するためには,患者のリスク評価が重要である.海外で行われている二次骨折予防が中心であるFracture LiaisonService(FLS)では,リエゾンの到達度を自己評価できるツールとして,Best PracticeFramework(BPF)が作成されている.一方,一次骨折予防も含めたOLS においては,具体的な活動の基準を7 項目にまとめた「OLS-7」が策定されている.OLS-7 には,① 骨折リスク評価,② 既存骨折と併存疾患評価,③ 栄養状態の評価,④ 運動・転倒リスク評価,⑤ 服薬状況評価,⑥ QOL ・ADL 評価,⑦ 循環型の連携システムの構築の7 項目から構成されている.さらに詳細版,簡易版,ミニマム版が設定されており,医療施設や医療現場に合わせて選択して取り組むことが可能となっている.
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