５．骨粗鬆症リエゾンサービスと二次骨折予防

超高齢化社会とともに，骨粗鬆症患者は増加し，骨粗鬆症性骨折患者も増加している．骨粗鬆性骨折は骨折の連鎖をきたす．しかしながら，多くの骨折患者は評価や治療がされず再骨折のリスクにさらされたまま（care gap）となっており，再び骨折するという負のスパイラルをきたしている．これは，医療・介護費用の高騰を招き，健康寿命の延伸に負の影響をきたしている．このことを，医療従事者は十分理解していなければならない．この負のスパイラルを断つためには，地域医療連携の構築が重要である．今後，地域医療連携構築のためには，医師とメディカルスタッフを中心としたOLS へかかる期待は高い．