大腸Interval cancerをめぐる最近の知見
大腸Interval cancerの症例報告 前処置不良検査で見逃された盲腸のInterval advanced cancerの1例
岩館 峰雄
1
,
砂川 弘憲
,
内海 貴裕
,
服部 三太
,
佐野 亙
,
蓮池 典明
,
生本 太郎
,
小高 雅人
,
佐野 寧
1佐野病院 消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡法
,
腺癌
,
腹腔鏡法
,
盲腸腫瘍
,
Magnesium Citrate
,
腸洗浄
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Cecal Neoplasms
,
Colonoscopy
,
Laparoscopy
,
Magnesium Citrate
pp.75-78
発行日 2017年1月20日
Published Date 2017/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017115886
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70歳代,女性.血便を自覚し緊急大腸内視鏡検査を複数回のグリセリン浣腸下で施行.挿入に支障をきたすほどの残便はなく盲腸まで挿入し観察を行った.S状結腸に3mmの小ポリープを認めるのみで粗大病変なく血液貯留もないため経過観察となった.9ヵ月後,再度血便を認め再検査施行したところ盲腸に2型の進行癌を認めた.前処置不良例では小ポリープのみならず進行癌も隠れてしまうため,速やかな再検査が必要である.
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