Cold polypectomyの是非を問う
国際的にみるCold polypectomyの歴史と現状
佐野 亙
1
,
佐野 寧
1佐野病院 消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
大腸腫瘍
,
治療成績
,
スネア
Keyword:
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.491-496
発行日 2016年9月20日
Published Date 2016/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2017027172
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従来の通電してポリープを切除するHot polypectomyに対し,通電せずにポリープを切除するCold polypectomyが近年,日本でも注目されている.海外でのCold polypectomyの歴史は古く,初めて報告されたのは今から20年以上前のことである.その後,国内外でその安全性,根治性に関する検討が多数行われ,大腸ポリープの大部分を占める10mm未満のポリープに対しては,安全性はHot polypectomyより高く,根治性はほぼ同等と考えられている.Cold polypectomyは,今後日本でも普及していくものと思われる.
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