特集 大腸腫瘍の内視鏡治療戦略-攻めるか、引くか?
[総論] 内視鏡治療の種類と歴史
岡 志郎
1
,
田中 信治
,
茶山 一彰
1広島大学病院 消化器・代謝内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
大腸腫瘍
,
電気手術
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
スネア
Keyword:
Colorectal Neoplasms
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonic Polyps
,
Colonoscopy
,
Electrosurgery
pp.1466-1472
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.24479/J02312.2020042404
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内視鏡機器の開発や手技の進歩により、polypectomyから始まった大腸腫瘍に対する内視鏡治療手技は内視鏡的粘膜切除術を経て、大きさにかかわらず内視鏡的粘膜下層剥離術により完全一括切除が可能な時代となった。また、最近では新たな内視鏡治療手技としてcold polypectomyやunderwater EMRなども普及しつつある。術者は大腸腫瘍の臨床病理学的特徴を理解し、内視鏡治療の「根治性・簡便性・経済性・安全性」を総合的に考慮したうえで、最適な治療手技を選択しなくてはならない。
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