<解説>よくわかる大腸ESD/EMRガイドライン
根治性判定
斎藤 彰一
1
,
池上 雅博
1東京慈恵会医科大学 内視鏡科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
腫瘍侵入性
,
大腸腫瘍
,
腸粘膜
,
診療ガイドライン
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
治癒
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Intestinal Mucosa
,
Neoplasm Invasiveness
,
Colorectal Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
pp.475-480
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015380065
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「大腸ESD/EMRガイドライン」における根治性判定につき詳述する.根治性については,病変部術後の局所再発と粘膜下層浸潤によるリンパ節・遠隔転移の二者に分けられる.前者は切除後断端の遺残再発で,ESDでは分割EMRと比較して再発率は低い傾向にあった.一方,後者では大腸癌研究会編「大腸癌治療ガイドライン医師用2014年版」の根治基準に則って治療した場合,重篤な再発に至る症例は文献検索をしたかぎりはみられなかった.
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