<解説>よくわかる大腸ESD/EMRガイドライン
EMRおよびESDの適応
樫田 博史
1
1近畿大学 医学部消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
腫瘍侵入性
,
上皮内癌
,
大腸腫瘍
,
診療ガイドライン
,
内視鏡的粘膜切除術
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Endoscopic Mucosal Resection
,
Carcinoma in Situ
,
Colonoscopy
,
Neoplasm Invasiveness
,
Colorectal Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
pp.437-442
発行日 2015年9月20日
Published Date 2015/9/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015380060
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早期大腸癌のうち,リンパ節転移の可能性がきわめて低く,病巣が内視鏡的一括摘除できる大きさと部位であり根治性が期待される病変は,原則的に内視鏡治療を行う.明らかなpT1b(SM)癌(SM浸潤距離1,000μm以深)は,原則的に外科手術を行う.早期大腸癌に対する内視鏡的摘除は一括切除が基本であるが,SM浸潤の可能性を確実に否定できる場合,分割切除も適切に施行されるのであれば容認される.
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