超高齢化社会に向けた大腸内視鏡検査
超高齢者大腸内視鏡検査のrisk management
中川 義仁
1
,
平田 一郎
1藤田保健衛生大学 消化管内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
消化管出血
,
心電図
,
生体機能モニタリング
,
大腸腫瘍
,
共存疾患
,
医療事故防止
,
80歳以上高齢者
,
インシデント・レポート
Keyword:
Aged, 80 and over
,
Colonoscopy
,
Electrocardiography
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Monitoring, Physiologic
,
Colorectal Neoplasms
,
Comorbidity
pp.39-44
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015152799
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超高齢者は併発症が他の年代よりも高く,とくに心血管系や脳血管疾患の合併率が高く,抗凝固療法がなされている症例も多い.大腸腫瘍が見つかることも多い.当院では超高齢者に対する大腸内視鏡のrisk managementのため,(1)基本的に入院とする,(2)本人確認やタイムアウトを徹底する,(3)セデーションや抗コリン剤を使用しない,(4)検査中も検査後も全身状態の把握に留意する,(5)上級医が中心となって検査し無理をしない,(6)病院全体でrisk managementに取り組む,といったことを心がけている.
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