超高齢化社会に向けた大腸内視鏡検査
超高齢者大腸内視鏡検査の工夫 大学病院 当院における超高齢者に対する大腸内視鏡検査・治療
山内 章裕
1
,
工藤 進英
,
宮地 英行
,
宍戸 華子
,
片桐 敦
,
工藤 豊樹
,
三澤 将史
,
石田 文生
1昭和大学横浜市北部病院 消化器センター
キーワード:
Butylscopolammonium Bromide
,
Diazepam
,
大腸内視鏡法
,
大腸疾患
,
消化管出血
,
前投薬
,
腸穿孔
,
出血-術後
,
80歳以上高齢者
,
腸洗浄
,
Golytely
Keyword:
Aged, 80 and over
,
Butylscopolammonium Bromide
,
Colonoscopy
,
Diazepam
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Intestinal Perforation
,
Premedication
,
Postoperative Hemorrhage
,
Golytely
pp.45-49
発行日 2015年1月20日
Published Date 2015/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015152800
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当施設において,大腸内視鏡検査を受けた80歳以上の患者の割合は2002年で4.6%だったが,2013年には9.3%と約2倍に増加した.高齢者の大腸内視鏡検査前処置では全年齢層と比較して穿孔や腸閉塞などの前処置関連偶発症が多くはなかった.前投薬・挿入時の合併症に関して,大きな合併症は認めていない.内視鏡治療に伴う後出血も高齢者のほうが起きやすい傾向は認めなかった.ただしEMRに関しては,高齢者のほうが後出血しやすい傾向だった.
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