今、変わるのか?大腸微小病変の取り扱い
処置・治療 Resect and Discard trialの是非 通常・拡大内視鏡の立場から
竹内 洋司
1
,
花房 正雄
,
山階 武
,
伊藤 貴史
,
松浦 倫子
,
東野 晃治
,
上堂 文也
,
石原 立
,
飯石 浩康
1大阪府立成人病センター 消化管内科
キーワード:
医療費
,
大腸内視鏡法
,
大腸ポリープ
,
腫瘍侵入性
,
大腸腫瘍
,
費用節約
,
狭帯域光観察
Keyword:
Colonic Polyps
,
Health Expenditures
,
Colonoscopy
,
Neoplasm Invasiveness
,
Colorectal Neoplasms
,
Cost Savings
,
Narrow Band Imaging
pp.259-264
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014229012
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Resect and Discard strategyは医療コスト削減に貢献する可能性はあるものの,小さな浸潤癌の病理診断まで省略してしまう危険性とadvanced histologyに言及できていない点が問題である.われわれはNBIを併用した拡大観察を用いてadvanced histologyを有する可能性のある病変の病理診断を省略しない"DISCARD-ME policy"を提唱している.医療費の増大は各国の抱える問題であり,内視鏡診断が医療コスト削減に貢献できるよう,努力をしていく姿勢が必要と考える.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.