カプセル・バルーン内視鏡の新展開
[バルーン内視鏡編]大腸挿入困難、治療困難例への応用 治療困難例に対する応用(シングルバルーン内視鏡)
大圃 研
1
,
木庭 郁朗
,
三角 宜嗣
,
田島 知明
,
港 洋平
,
小豆嶋 銘子
,
野中 康一
,
大谷 友彦
,
松橋 信行
1NTT東日本関東病院 消化器内科
キーワード:
大腸内視鏡法
,
結腸憩室炎
,
治療成績
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Colonoscopy
,
Diverticulitis, Colonic
,
Treatment Outcome
pp.608-614
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2014064990
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大腸ESDを安全に施行するには,安定した術野の確保が必須条件である.安定した術野は良好な内視鏡の操作性によって生まれるものであり,とくに深部大腸では,長時間の送気のために腸管の軸保持が難しい場合や,パラドキシカルムーブメントを伴うことが,内視鏡操作が不安定になる要因である.バルーン内視鏡を大腸ESDに応用すると,オーバーチューブの腸管の直線化の保持とバルーンによる腸管の把持が,大腸ESDにおける内視鏡操作性の向上へ寄与していると思われ,今回その実際を紹介する.
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