透析アミロイドーシスと関連骨関節疾患
透析股関節疾患の外科治療
福西 成男
1
1兵庫医科大学 整形外科
キーワード:
Beta 2-Microglobulin
,
X線診断
,
関節疾患
,
血液透析
,
股関節
,
股関節部骨折
,
骨移植
,
内固定法
,
腎不全-慢性
,
掻爬術
,
大腿骨頸部骨折
,
股関節置換術
,
透析アミロイドーシス
Keyword:
beta 2-Microglobulin
,
Curettage
,
Fracture Fixation, Internal
,
Femoral Neck Fractures
,
Kidney Failure, Chronic
,
Hip Fractures
,
Hip Joint
,
Renal Dialysis
,
Joint Diseases
,
Radiography
,
Bone Transplantation
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
pp.245-252
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2017000637
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長期透析患者における透析アミロイドーシスとしての股関節障害はさまざまな病態を呈し患者のADLを著しく障害する.おもな病態としては腎性骨異栄養症に伴う大腿骨近位部骨折,大腿骨頸部アミロイド骨嚢腫部での病的骨折,関節内アミロイドによる関節破壊などが認められる.骨嚢腫部での病的骨折に対しては病巣掻爬,骨移植および内固定術が予防に有効であった.進行した病態には人工股関節置換術が行われるが,周術期合併症および生命予後は一般的な人工関節手術と比較して不良である.
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