骨と多臓器連関
骨と筋肉
小川 純人
1
1東京大学 大学院医学系研究科加齢医学
キーワード:
Vitamin D
,
加齢
,
危険因子
,
筋
,
骨粗鬆症
,
骨密度
,
性腺ステロイドホルモン
,
転倒・転落
,
骨
,
高齢者
,
筋肉減少症
,
骨折-骨粗鬆症性
Keyword:
Accidental Falls
,
Aging
,
Aged
,
Bone and Bones
,
Osteoporosis
,
Muscles
,
Risk Factors
,
Gonadal Steroid Hormones
,
Vitamin D
,
Bone Density
,
Sarcopenia
,
Osteoporotic Fractures
pp.169-174
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.19020/J02201.2014192922
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高齢者において筋骨格系の健康や介護予防の推進は,身体機能の維持,健康長寿の観点からも重要である.とくに高齢者の転倒,骨折の予防は,生命予後やADLに及ぼす影響が大きいことからも重要な課題となっている.高齢者における骨折の発生には,骨粗鬆症に伴う骨量の減少のほか,反射神経の機能減弱や筋肉量減少による転倒予防機能の低下が大きなリスク因子となるため,神経,筋肉機能改善による転倒防止,転倒の危険因子を除去するなどの対策が必要である.近年,こうした骨と骨格筋の相互連関,骨粗鬆症とサルコペニアとの関連性が次第に明らかになりつつある.
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